スポーツとウエイトトレーニング



スポーツとウエイトトレーニング
 
海外では重要視されているウエイトトレーニングですが、日本でのウエイトトレーニング(いわゆる筋トレ)は、カラダを重くする、見せ筋、使えない筋肉、ケガをするというイメージを持っている方が、残念ながら多いものです。

実際に野球選手などでも、過度に筋肉増量などをしてケガに繋がっていると思われる方もいますね。

知識もなく筋トレをしたり、目的に応じた筋トレを処方できないトレーナーについてしまったら、残念な結果になるかもしれません。
 
スポーツで必要とされ、筋トレで補えるものとは何でしょうか?

パワー、筋力、バランス、筋持久力、スピード、爆発力、アジリティ、ニュアンスが似てるものもありますが、いろいろな効果を期待することができると思いますが、今回はパワーについて考えたいと思います。
 
パワーとは何でしょうか、科学的には、
 

パワー=スピード×筋力

 
と言われています。
 
筋力(重量)というのは上がれば上がるほど、スピードが失われ、パワーは発揮できません。
逆に、筋力(重量)を落とせば落とすほど、スピードは出せますが、パワーは発揮されません。

最大のパワーは、筋力とスピードのバランスが取れてやっと発揮されます。
 
極端な例を出しますが、荷重10kgで時速10km出して目標物にぶつかった場合、100kgのパワーが出ます(仮ですからね‼)。
しかし、荷重80kgで時速1kmしか出せない場合80kgのパワーしか出せません。
このことからも、ただ筋力を上げればいいと言う訳ではないことが分かりますね(あくまでも例でしたが)。
 
ではどうしたらパワーがつくのかというところですが、必要なのは、カラダという重量をいかに効率的に動かし運びパワーを発揮させるのか、ということです。

それにはまず筋力の向上が必要不可欠ですが、3~6RM(RMの説明はこちら)でのウエイトトレーニングが筋力を高めると言われています。

しかし、選手や指導者の中には、競技の動作を疲弊するまで繰り返せば、競技のパワーが身につく、という神話を信じている方が多々います。

確かに、多少のパワーもつきますし、技術も身につくと思いますが、それでは、パワーをつけるには時間もかかり、疲弊したことでケガのリスクが高まります。

それでは効率も悪く、選手生命を短くする原因にもなりかねません。
 
また、競技中のMAX筋力発揮は28RM程度と言われています。
筋力向上には3~6RMが最適な為、28RMでは筋力向上にかなりの時間がかかります。

ということは、3~6RMでのウエイトトレーニングによって筋力を向上させると、自体重の時に、より大きな筋力で、より速いスピードで、よりパワーが出せるようになります。
 
では、重りを身につけたまま競技のトレーニングを行ったらどうなるのでしょうか。

一見筋力もパワーも身につきそうですが、これも上記の理論と同じで、3~6RMではない為、重りを持っての競技のトレーニングは、無理な負担を増やし筋肉や関節を疲弊させ、ケガの原因になる可能性があります。
 
よって、スポーツでのパワー向上は、できる限りウエイトトレーニングという機会をとって行うことが大事です。

また、選手の意識も変えていく必要がありますが、指導者の意識を変えていかなければ、日本のスポーツの飛躍の可能性を狭めてしまうかも知れません。
 
ウエイトトレーニングはケガ予防のために、できる限り専門家についてもらってトレーニングをすることをお勧めします。


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