アスリートは社会不適合者!?
アスリートとは大衆と同じではならない。
アスリートは大衆と同じなはずがない。
アスリートは特別だ。
アスリートは我が強い。
アスリートは...
アスリートはスポーツしかできない。
そんなイメージはないだろうか。
私はサッカー選手だったので、サッカーで話を進めてしまいますが、
正直、大多数がお勉強はできません。
上に行けば行くほど我が強く、クセが強く、良い意味でも、悪い意味でも、常識外れです。
そうでもなければ、一般をかけ離れた、常識外れなプレーは魅せれないでしょう。
中にはもちろん、文武両道ができている素晴らしい選手もいますが、少数派に当たってしまいます。
今回はこの問題についてちょっとだけ考えましょう。
なぜ、このようなことを考えたのかと言うと、実際に自分がサッカー界で感じたことや、スポーツ界にいる友人の話を聞いて、常に付きまとう問題だなと感じたからです。
スポーツを突き詰めていると必ず何かを犠牲にしてしまいます。
遊び、学校、勉強、恋愛など、色々な欲を殺した経験をしたこともあると思います。
さらにスポーツを突き詰めている人は、そのスポーツを人生の中心にして生きていますし、好きなことの為に嫌いなことをする努力をします。(ここでは鍛錬や我慢などです)
それだけに人生を捧げ、生きた結果、プロアスリートになれるのです。
しかし、それだけに捧げ過ぎた結果、競技を辞めた後の人生に、不安を持つアスリートは数多くいます。
TVに出たり解説者になったりするのは、頂点も頂点の人間なので、ここでは省きます。
大多数のアスリートは徐々に年齢を重ね、徐々に下位リーグの下位のチームへと流れて行きます。
そして、給料は減り、いずれ任期満了を言い渡されます。
その後は、指導者として競技に関わり続けることが定番です。
しかし、現実的な問題に、その給料はバイトの1ヶ月ほどの給料しかもらえず、自分はこんなものなのかと落ちていく人が数多くいます。
実際アスリートの成り果てや価値はこんなものなのでしょうか?。
そんな中、朗報もあります。
元サッカー選手が経営者として大成功を収めたり、校長先生になったり、元アスリートを優遇している企業が増え始めていることです。
背景としては、運動選手特有の明るさや人懐っこさ、逆境に飛び込む力、生み出す発想力、継続力、忍耐力などが、業務遂行や営業などで重宝されているからです。
逆に、有名大学出身の社員の方が、うつ病発症率や退職率が高かったり、コミュニケーション的なものや職場内での問題が多かったりするそうです。
このように、アスリートならではの強みや特徴も、まだ少ないですが徐々に認められるようになってきました。
このような体制の整った企業が増えたり、選手自身のセカンドキャリアの意識が前向きになるといいですね。
これからは、「スポーツを辞めたら自分には何もない」と自分を蔑まないようにして欲しいです。
また、引退は辛いものだけだと捉えず、次のステージでの人生が始まるのだと前向きに捉えましょう。
そして、現役より長いセカンドキャリアですので、自信をもって、新しい自分を見つけながら、楽しい人生を送って欲しいと願います。
人生はいつでもリスタートできます!
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