湯船での眠気は失神です!
涼しい日も増えてきましたが、そろそろお風呂も気持ち良い時期だと思います。
みなさんはお風呂で眠気を感じたり、実際に眠ったりしたことは一度はありますよね?
実はそれ、失神なんです。
死んじゃいますよ?
と言っても必ずではないですが、その理由は意識がなくなるまでの仕組みにあります。
それではまず、眠気と、失神について知りましょう。
眠気の仕組みとは?
・体内時計による睡眠のホルモンが分泌されて起こるもの
・疲労がたまった時に脳が回復させようと起こすもの
・血糖値や体温変化の上昇からの下降によって起こされるもの
があります。
失神の仕組みとは?
・主に、大脳皮質全体、あるいは脳幹の血流が瞬間的に遮断されるような病態で失神は起こる。
とされています。
そしてお風呂に浸かった時、
①温かいお風呂によって血圧が急上昇します。
②血圧を下げようと血管が拡張します。
③血管が拡張すると、血圧が下がります。
④血圧が下がると、脳への血液の供給が一時的に遮断されるほど下がります。
⑤意識を失います。
特に、冬の寒い時期では、寒い場所から暖かい場所に来ると、血圧が急激に上昇します。
さらに、お湯につかることによって血管が拡張するため、急激に血圧が下降します。
冬には、より失神しやすくなるのです。
(高血圧の方も要注意)
このような失神による溺死は、交通事故並みに多いのです。
失神による事故を減らすために、食後や飲酒後はシャワーのみにしたり、湯船から出る時に急に立ち上がらないようにしたり、お風呂の温度を40度以下のぬるめに設定しましょう。
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